Let's cook Thailand
タイに来て、さてさて、 どこで、何をたべようか… トップへ戻る

タイに旅行に行く直前まで色々と緻密な食事計画を立てたのに、あまりの短期間のために、結局は悔しい思いをした事のある人は結構いるようである。 

そんな人のために、「バンコクに来たら、ここで食事をしてみたらいかが?」という私の独断と偏見で推薦するお店や場所を不定期的に連載してみようと思います。 

正直なところ、私はバンコクをくまなく回ったわけでもないので、行ったことも無く全く知らない地区や、超有名店なのに入ったことも無い店なんかゴロゴロと有りますが、そこら辺はご勘弁を。

「Let's cook Thailand 的バンコクのオススメ料理屋さん」です。 

 ≪場所≫ BTSスカイトレインのトンロー駅高架下

バンコクで月二回発刊されている情報誌で「DACO」という物がある。→参考DACOサイト その最新号の特集は、「バンコクナンバー1屋台を追跡せよ」。 
 昨年末にタイのTV局3chが主催した「スッデート・プラテートタイ」という、タイ初の屋台No.1を決める大きな大会→参考 で優勝した屋台の「その後」の特集であった。
 屋台料理と言っても偏に様々なタイ料理が各々専門屋台として成り立っているものなので、この大会では10の代表的なタイ料理それぞれの料理部門において、エントリーされた100店舗で優勝を争うという形で行われていた。
 実は私、大会の存在自体は知っていたのだが、最終的にどこが優勝したのかを全く知らなかった。そして調べてもいなかった…スイマセン(反省)。
なので、今回のDACOの特集は正に“Myヒット!!”であった。

 どれどれ、と興味深く読み進めていると「パッタイ部門」で優勝していた屋台は…私の家の目前にある、最近こっそりとデジカメも持たずに深夜一人寂しく通っていた注文屋台店。知っているオッちゃんの顔写真がDACOに載っていてプチ・ビックリ。 
 注文屋台とは、店先に多種多様な食材が並んでいて、大抵のタイ料理の名前を言えばサッと作ってくれる、‘なんでもタイ料理店’である。
私はこのオッちゃんの作るカオパット(炒飯)やパッガパオ(バジル炒め)が大好きで、以前より「美味しい料理を作る人だなー」とは思っていたものの、まさか大会優勝者だったとは。 
優勝賞金、10万バーツ。 
タイ人の平均年収に近い額を手にしたオッちゃん、今日も20時〜深夜まで、留まることの無い多国籍な客を相手にし、止まることなく鍋を振り続けていた。
パッ タイ
(タイ風焼きそば)
注文の多い料理屋台

≪場所≫ BTSスカイトレインのチットロム駅そば

バンコク市内には世界各国の料理店が存在している。
その内で、唯一のスペイン料理店がここ、“Rioja(リオハ)”。

一軒家を改造して作られているこの店は、中に入るとその雰囲気がバンコクの喧騒とは正に対照的で落ち着いた、しかしスペインBGMが勢い良く流れている非常に素敵な料理店である。

お通しでオリーブを突っつきながら、まず注文したのはパエリヤ。 この店でも名物であるようで、一皿約700バーツ(2人前)で注文と同時に作ってくれる(下写真)
その他アラカルト料理も充実はしていているが、ランチ時であればランチセットメニューが前菜・メイン・デザート・コーヒーが付いて260〜300バーツ++ と非常にお徳。

外とにはテラス席も。バンコクは今の時期、日中は特に暑いのでオススメはしないが、夜や比較的涼しくなる年末年始前後であれば、こんな所で食事をするのもイイ感じ。

≪場所≫ スクムビット通りソイ23にある、ベトナム料理店「Le Dalat」

まずは第一印象…ベトナム料理は本当に野菜が多い!!

しかし、地理的にも中国料理の影響も多大に受けているのは明らかで、決してヘルシー料理だけかと言うとそうでもなく、多種多彩に渡った料理を目にすることが出来る。

ゴイクンに代表されるような生春巻きにはじまり、野菜の炒め物、ディル(西洋パクチー)が山ほど乗ったサーモンステーキ、ココナッツを使ったお菓子etc…

タイ料理の雰囲気がどことなく似ている感じを受けるのは、決して間違いではないと思う。
が、やはりどこか違うとも感じるのはベトナム自体が中国たけではなく西洋列国(特に旧・宗主国フランス)の影響も多大に受けてきたからであろうか? 国土全部が海に面しているからであろうか? また、南北に極端に長いからであろうか?

ベトナム料理も非常に奥の深いルーツを持った料理が数多くある気がする。

≪場所≫ スクムビット通り ソイ12 の奥
タイ料理屋ではないのですが… ご勘弁。
スクムビット通りソイ12を300m程行ったところに「クレープ&コー(カンパニー)」というお洒落なお店がある。
ある時はクレープ屋さん、ある時ははカフェ、ある時は地中海料理レストランに変わるお店で、客層は裕福なタイ人とファラン(西洋人)が95%といった感じ。 
店内の装飾は「タイ風の西洋料理店」といった感じで、とても素敵な所である。
料理も“クレープ”と看板がついてはいるものの、お菓子クレープだけではなく、料理クレープも相当数置いてあり(→写真)、イタリアのピザを食べる感覚で利用ができる。また、その時々で地中海に面した国々の料理を特集(フェア)しており、私が前回この店を訪れたときには、『ギリシャ料理フェア』の最中であった。 
←写真の料理はギリシャ料理の蛸と玉ねぎをじっくり煮込んで、バターライスを添えたもの。 タイに来たときには、タイ料理ばかりではなく、こういう店に立ち寄って見るのもまたこれ面白いと思う。
CRAPE & CO

≪場所≫ バンコク地下鉄のサームヤーン駅、マンダリンホテルすぐ。チュラロンコン大学の目の前・スネークファームの向かい側

ここのレストランの問い合わせが私のメールに直接何件かあったので改めて紹介。

シーフードのマーケットとしては比較的大きい市場で “タラート・サームヤーン” という所がバンコク市内にはある。(タラート、とはタイ語で「市場」の意味)  
市場内には何件か中華系シーフード・タイ料理店が軒を連ねており、どの店もオーナーは中国人。料理自体もどちらかというと中華系で、その為客層も中華系が多い。

その中の一軒、『SEE POCHANA(シー・ポッチャナー)』と名前のついているこの店は、いつも店内が在住中国人(華僑)で一杯になっている。(中国語店名は『老四酒家』)
今のところ、観光客にとって交通の便が非常に悪いため、あまり旅行ガイドブックにこの市場は載っていない(地球の歩き方・バンコクには記載有り)。
市場の上にあるフードコートのような食堂は、さながらチュラロンコン大学の学生食堂のようでもあり、時間帯によって、学生で賑わっているという。

とにかく、シーフードの美味しい市場である。何を食べても大きな“はずれ”は無いと思う。

オースワン
(牡蠣の鉄板卵とじ)
クン オップ クルア
(海老塩蒸し)
クン オップ ウン セン
(海老と春雨の香辛料蒸し)

  場所≫ BTSチットロム駅から、南のルンピニー公園までランスアンという一本のタノン(通り)。
       このタノンの南側交差点。 深夜1:00過ぎまで毎日余裕で営業
ウォンリー・レストランと呼ばれる有名な料理店がある。
タナッシーおじさんのドンブリマークまで付いているこの店は、ごく一般的な大衆食堂で、そこら辺のタクシー運転手から、華僑の人間、日本人観光客と多くの客層をつかんでいるようである。
地元タイというより中国に近いような雰囲気をも併せ持ったこの店では、料理自体のバリエーションも非常に豊かである。
メニューも日本語表記の物があり、いきなりいった観光の方でも利用可のタイ屋台料理店。 屋外なので、喫煙も可能。
ウォンリーの料理。
ヤム・カイヤウマー”、ピータンとピーナッツのヤム(和えサラダ)。
パッ・クン・ノーマイファラン・カオポート”、海老とアスパラとヤングコーンの炒め物。
オースワン”、牡蠣の卵とじ焼き
パック・ブン・ファイ・デーン”、空芯菜の強火炒め
ヌア・プー・パッ・ポン・カリー”、蟹肉の卵とじカレー粉炒め

一品目のヤム以外はほとんど辛くないタイ料理。 タイでタイ料理を食べたいけれども、辛いのが…と言う人にはオススメの品々。
に… 私が先日、マズイ!! と書いた豚肉のスライス(←写真) 蟹の玉子カレー炒め”。
「玉子」は蟹の卵ではなくて鶏の卵の事。この料理は何度食べても外れることはまず無い。
ペッ・パロー(アヒルの煮込み) こちら日本でもお馴染み、“空芯菜の炒め物”。“パクブン炒め強火炒め”というちょっと理解の難しい日本語名がついている。
【最後に…】ウォンリー・レストランのメニューはこんな感じで、200品位の料理がメニューに掲載されている。 
タイが初めての観光客でも行きやすい大衆料理店であるのは間違いないのであるが…。


≪場所≫ スリウォン支店
       スリウォン通りとチョンノシー運河のぶつかる交差点近く。
       毎日16:00〜23:30頃まで営業

建興酒家と言う別名も付いている、非常に有名なレストラン。ソンブーン。
バンコクに観光で来た人のうちかなりの人が、この店に一度は寄っていくようである。

タイ料理だけでなく、色々な中国料理も揃っている。メニューも写真付きなので、観光客が注文しやすくなっているし、従業員も日本人観光客には慣れている感がある。

本店は、ここではないが、こちらの方が探しやすいと思い、こちらを紹介。名物料理はプーパッポンカリー。蟹のカレー粉炒め。


≪場所≫ 中華街・ヤワラート通りの真ん中ぐらい (場所の詳細説明になっていないな…)
          時間は夜12時〜1時ぐらいまでは営業
フカヒレである。タイで食べる、チョットした贅沢品。
贅沢とはいっても、写真のフカヒレスープ、一人前(一鍋)で300バーツである。900円弱。 日本で食べるよりは断然安い。 
ここの店を見つけるには、→右の赤い看板と←左のタナッシー叔父さんのドンブリマークが目印。
何度か、この店に行ったことがあるが、いつも仕事が終わった23:00頃だったので、そんなに店内は混雑していなかったが、たまたま前回19:00頃の食事時に行ったら、アッという間に満席になってしまっていた。
客の国籍は、中国・タイ・西洋・日本…と様々。 
どうも日本の旅行ガイド、地○の歩き方にも載っているらしい。


≪場所≫ スクムビット・ソイ77 オンヌット・ソイ10と17の交差点近く。
       
夕方6時〜深夜1時頃まで毎日賑わいを見せている。
「どこで食べよ〜」第一回目は、やはりタイの胃袋、路上屋台。
このサイトで紹介している屋台は、殆どが私の生活圏内にある屋台。このサイトに載せるため特別に足を運んだ屋台は数少ない。それほど、タイ人にとって普段の生活と屋台は距離が近いという事である。
写真の屋台街は、私の住んでいるアパートより徒歩1分の所にある屋台街。 ここの屋台はチョット観光で気楽に足を運べる場所ではないと思う。
もし日本から来た知人を連れて行くとしたら、私はいつもスクムビット・ソイ38にあるトンロー屋台へ。 なんといったってBTSのトンロー駅すぐ下にあり交通の便も良く、時間の無い人にはうってつけの場所だと思う。


≪場所≫ スクムビット・ソイ50 ロータス・オンヌット 内のフードコート
      
   昼〜夜10時頃までいつでもOK
タイのスーパーには、だいたい「フードコート」なるものがついている。
ここは、クーポン式の大衆食堂で、店は少なくとも10店舗以上はあり、それぞれの店が専門店として営業している。
例えば、麺専門店やおかゆ専門店、お菓子専門店に、飲物専門店… といった感じである。
客は、入り口にあるクーポン引換所で、現金とクーポンを換えて食事をする。一人当たり50バーツ〜100バーツあればたらふく色々なタイ料理が食べられると思う。
ここのロータス・オンヌットの私一番のオススメは「カオマンガイ」。(→写真)
店名は何故か日本語で“オイシー”というチョット怪しげではあるが、カオマンガイの味はかなり良い。ちょっと穴場的なカオマンガイの美味しい店。 〔カオマンガイ15バーツ〜〕
→2007年現在値上がり中


≪場所≫ スクムビット・ソイ55 トンロー・ソイ13入り口
タイ料理店として、このサイトには一番多く登場している店がここ。「トンクルアン」。
タイ人だけでなく駐在や観光で来ている日本人にも絶大な支持を受けていて、食事時となれば連日大きな賑わいを見せている。料金も屋台ほど安くは勿論無いが、アルコール込みで、一人500バーツあれば充分お釣りは返ってくるのではと思う。 味は、本場タイの味を崩す事なく、しかし外国人にも受け入れやすい料理を作っている。 
タイの超有名なグルメ評論家「タナッシーおじさん」から『ここは美味しい』ということでどんぶりマーク(→)も与えられていて、この看板も掲げられている。


≪場所≫ そこら辺の路上
このオッチャン、道端でアイスクリームを売っているオッチャンである。 場所を特定せずに、いつも台車付きの移動屋台で販売をしている。 なので、≪場所≫はそこら辺。
「チリン・チリン」と鈴を鳴らしながら、良く歩道の上を常に歩いている。注文したい時は、動いている屋台とその販売人を止めて購入する。 
昼間は、各地本当に不確定で出没しているが、夜になると出没場所は限られてくる。 どうしてもという時は、夜20時過ぎぐらいから、スクムビットのアソーク(soi21)〜ナナ(soi3)の間やスリウォン通りに行くと、大体一回はこういうアイスクリーム屋に遭遇できると思う。
写真のような道端で物を売っている屋台のオッちゃんは、何故か一年中麦わら帽子を被っている。 一人、二人ではなく殆どのオッちゃんが、である。いったいこの麦わら帽子効果は何なのであろうか?

この屋台では、右側のドラム缶のようなバケツで、とうもろこしを湯がいていて辺り一帯にとうもろこしの良い香りがしている。
とうもろこし屋台


≪場所≫ チャトチャック市場内、イサーン料理店

ガイヤーン(鶏肉の漬けダレ焼き)の非常に美味しい店である。

BTSの終点、モーチット駅に隣接しているこの市場は、土日だけ営業をする別名ウイークエンドマーケット。毎週20万人もの人を集めると言われ、まさに巨大マーケットである。
このマーケットの、装飾品や古美術品を取り扱っているエリアの近くに、写真のイサーン料理屋がある。 タイ人の間でもかなり評判のいい店で、時間帯に限らず、いつも混んでいるようである。どこのテーブルにも、ガイヤーン・ソムタム・カオニィアオのうちどれかが必ずテーブル上に置いてある。


≪場所≫ MKレストラン チェーン展開しているため、各地に存在。 
     主に大きなスーパーマーケットや人の集まっているところによくある。
タイに来たら、一回は食べておきたいタイ料理の一つ、“タイスキ”。
このタイスキの、一大チェーン店が「MKレストラン」である。 タイスキの発祥は「コカ・レストラン」ではあるが、地元タイ人に支持されているのは、どちらかというとMKのような気がする。 
スッキーを食べるのは勿論良いが、MKのペッヤーン(アヒル焼き)は非常に美味しい。私もMKに行く度毎度注文する一品(約100バーツ〜)。
メニューも、タイ語、英語と共に何故か日本語でも書かれていて、非常に注文しやすい。 100バーツ台の野菜盛り合わせをまずは注文して、その後人数に応じて、肉やつみれ等を色々注文すると良い。
点心や麺類のメニューも豊富なため、「スキだけではチョット…」と言う人にもオススメである。


≪場所≫ スクムビット ソイ36 
      レストラン・ヴィエンチャン →閉店済
喧騒のスクムビットから、このソイに入ると、一気に街の雰囲気が変わったような錯覚に陥る。
このソイは、いつ来ても何故か静かである。パクソイ(ソイの入り口)に大きなムーガタ(豚肉中心のBBQ)屋があるものの、それ以外、目立ったものがそんなに無い。BTSのトンロー駅に直結していても、静かなソイである。逆に夜になるとチョット不気味な気もしなくは無いほどである。
このソイを200m程入ると大きな空き地を駐車場として利用できる、「レストラン・ヴィエンチャン」がある。名前からしても想像できる様に、この店はラオス・イサーン料理店。地上階では鶏肉を炭火で焼いていて、その香りが道路にまで溢れている。
店内は、オープンテラスとなっていて、夜になると生バンドの伝統音楽演奏付き。
しかし、そこまで料理自体は高くはなく、一人500バーツあれば充分に満足できるのではないかと思う。 
繰り返すようにオープンテラスなので、エアコンはなし、蚊もたまにやってくるので、チョットだけは覚悟が必要かもしれない。


≪場所≫ シーナカリン通り・セリセンター向かい
       
24時間営業
場所の説明をするとちょっと長くなってしまう。
バンコクの中心地からは10km以上離れているここは、バンコクではあるがあの都会の喧騒は無く、タイ湾へと続く大きな一本道がずーっと続いている。そんな場所である。
店の名前は「ナーイ・ダム」。Mr.Blackという意味である。 
集合屋台食堂であり、料理を注文すると、対象の屋台から次から次へと料理が運ばれてくる。 カオマンガイ(→写真)屋台・イサーン(東北地方)料理屋台・クイッティアオ(麺)屋台・ペット(アヒル)屋台… と各種ある。 
タイ人居住地区なので、壁にかかっているメニューはタイ語オンリー。英語表記はない。
しかし、ある程度のタイ料理は揃っているので、自分の知っているタイ料理の名前を言えば、大体なんでも出てくるはずである。


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